児童福祉サービスを提供する機関について

児童福祉のサービスを提供する主体は、公的なものと民間のものに分かれます。
児童福祉に関する公的機関には、公立の保育所、児童相談所、保健所、家庭児童相談室などがあります。このうち、児童相談所や保健所、家庭相談室などは地方自治体などの公的機関にしか設置が認められていません。保育所については、公立のものと私立のものどちらもあります。時代の流れとしては保育所の民営化が主流となっており、公立の保育所を民間の運営に移管するケースもあります。
民間の児童福祉に関するサービスとしては、国や自治体の認可を受けているものとそうでないものとに分かれます。たとえば民間設立の保育所は認可保育所と認可外保育所があります。認可保育所は国が定めた保育所の設置基準を満たしたものです。自治体によっては独自に定めた基準を満たした保育所に対しての認証制度を持っているところもあります。大都市などでは国の設置基準を満たした保育所の新設が難しく、保育所が不足しています。自治体独自の制度である認証制度はそのような問題を解決し、地域の実情に合わせた保育サービスの提供を可能にするものです。

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